
2018年頃から、右足だけに原因不明の"痒み"があり、7年ほどずっと悩まされてきた。
足に小さなブツブツが出来ては→痒いのでそれを掻きむしって→肌が荒れ血が出て痛む→触らないから治るけど→また痒くなる、というサイクルを繰り返していた。
ネットで調べても、"水虫"としか出てこないし、医者に処方された薬を試したりもしたけれど根治することはなく、結局は自分なりに向き合うしかなかった。最近やっと症状が落ち着いてきたので、実践したことなどをまとめていきたい。
同じような悩みがあったり、からだに原因不明の不調がある人の一助になればいいなって思います。
①症状は"悪者"ではなく、『身体からのサイン』
以前は、発熱や痛み、痒みなどの症状自体を"悪いもの"と捉えていた。なので薬を飲んだり治療を受けたりと、西洋医学的な対症療法に頼りきっていて「一刻も早く治さなければ」と思っていた。
そうではなくて、症状は「からだに合わないものを摂取してますよ」、「からだに負担をかけるような環境にいたり、生活をしていますよ」という"からだ"からの『サイン』であり『メッセージ』だと捉えて、自分の生活習慣や食事、思考のクセなどを見直すようになった。
アレルギーに限らずどんな症状も、体が「合わない食べ物や飲み物」、「ウイルスや毒」、「ストレスや心的外傷」などを体外に排出するための『自浄作用』であり、"毒を出し切る"まで症状は終わらないし、無理やり終わらせるべきじゃない。
②足すことより"引くこと"
痒みに限らず、いつも慢性的な疲労や眠気に悩まされていたし、過敏性腸症候群や肌荒れ、軽い鬱症状など心身ともにボロボロな人生を送ってきた。
"サプリメント"や"プロテイン"を試してみたり、発酵食品や野菜など"健康に良い"とされているものをどれだけ摂ってもダメだったけれど、
・ジュース類を一切飲まず、ミネラルウォーターに置き換えた
・1年ほど期間を決めて小麦粉、乳製品、砂糖を出来るだけ避けた
・化学食品添加物(アミノ酸やアスパルテームなど)を出来るだけ避けるようにした
・2年ほど"16時間ファスティング"(8時間以内に食事を終えそれ以外は食べない)を行った
を取り入れることで体質改善して、上記の悩みがなくなった。
『足すこと』ばかりに意識が向いていたけど、まずは"何を摂らないか=『引き算』"を意識することの方が大切だと気付いた。
インドの生命科学"アーユルヴェーダ"でも、『アーマ』="内臓で消化しきれなかった食べ物"が蓄積されて病気を引き起こすとされているし
日本一の人相見であった"水野南北"も、「生まれつきどんなに強運でも、食べ過ぎが破滅を招く」と言っているように
『腹八分』に立ち返ることがやはり大切だった。
③自分にとっての"最適"を知ること
高城剛さんの書籍『BIO HACKING』の中で紹介されていたけれど、"とるべき健康戦略は遺伝子の傾向によって大きく異なる"ということが科学的に解明されてきている。
つまり、身体にとって"何が合って、何が合わないのか"には個人差があるということ。
実際に、断食を行って自分を"空っぽの真っさらの状態"にしてから、摂取したものと体調の変化の相関を記録していくと、「健康にいいとされているもの」が自分に合わないことが往々にしてあったし、「適量」も食べ物や時期によって違うことに気付いた。
"鶏肉は大丈夫だけど豚肉はダメ"とか、"豚肉のバラ肉は大丈夫だけど肩ロースはダメ"とか、"豚バラ肉100gくらいまでは何ともないけどそれを超えると痒みが出る"とか。
遺伝子検査をするのがベストなんだろうけど、高くて手が出なかったから自分の身体で人体実験を楽しむつもりで「何が最適なのか」を探っていった。
④神経系に留まる「トラウマ」を解放する
食事による、体質改善でどんどん健康になっていったのだけれど右足の痒みだけは残ったままだった。
しばらく停滞期が続いたあと、結果として"筋膜リリース"と"TRE(トラウマ解放エクササイズ)"を取り入れることで痒みがなくなった。
身体は、"筋肉系"、"筋膜系"、"骨格系"、"内臓系"、"神経系"、"血管系"など様々な「レイヤー」が重なりあっている。
きっと食事療法による体質改善では、内臓系と血管系にはアプローチ出来たけれどそれ以外には効き目がなかった。
ベッセル・ヴァン・デア・コーク博士の著書『身体はトラウマを記憶する』によると、
危機に直面したとき、神経系は「闘争(戦う)」か「逃走(逃げる)」、あるいはそれが無理なら「凍りつき(フリーズ)」という反応を自動的に選ぶ。
健康な状態では、脅威が去ると"震え"や"深い呼吸"などを通じてエネルギーが放出され、神経系はリラックスした「休息モード」に戻るが、
恐怖が強すぎたり、逃げ場がなかったりして、これらの防御反応を最後まで完了できなかったとき、その過剰なエネルギーや緊張が神経系の中に「未処理のまま」残り→"トラウマ"となる
とのこと。
個人的な経験として、視線の方向がずれる病気「斜視」や瞼が下がる病気「眼瞼下垂」の全身麻酔を伴う外科手術を受けたことがあったり、幼少期の家庭環境の影響で、おそらく"複雑性PTSD"持ちであることもあって、まさかとは思ったけれどドンピシャ当てはまった。
トラウマ解放エクササイズでは、"震え"を利用し神経系から
筋膜リリースでは、"圧力" を利用して筋膜系から
蓄積されたエネルギーや"詰まり"を取り除くことが出来たと思われる。
まとめると、原因不明の症状に対しては
・症状を"身体からのサイン"と捉えて、自分の生活習慣や食生活を見直すこと。
・「足し算」より「引き算」で考えて、まずは自分の生活で"過剰"になっていたり"中毒ぎみ"になっているものを減らしてみること。
・自分に"合うもの/合わないもの"や"適量"は個人差があるということを念頭に置いて、からだの声を聞くこと。
・身体を"レイヤー"で考えて、アプローチする層を変えてみること。
が個人的には有効だった。
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頭でどんなに"辛くて死にたい"と思っていたとしても、身体はいつだって"生きる"ことを諦めない。止めようと思っても心臓は動くことをやめないし、内臓は働き続ける。
免疫系の暴走やがん細胞の増殖など、身体がバグを起こすこともあるけれど、まずは身体に原因を求めるのではなく"自分の生活習慣や思考を見直す"ことが先決。
からだを、言うことを聞かない"じゃじゃ馬"として敵視しコントロールしようとするのではなくて、
自分を生かそうとしてくれている"味方"であり自分の命が宿る『神殿』として、いつも耳を傾け、丁重に扱っていきたいなって改めて思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!















